大型振とう培養機

概要
本機は駆動回転軸を垂直に立て、中間軸によって所要の振とう回転数にする最もポピュラーで簡潔化された構造になっております。各ベアリングには十分な負荷能力を持たせてあり、また架台取付け部とエキセンバランス部には自動調芯コロ軸受のベアリングを使用しております。さらにスライドブラケットの往復部は油槽式構造の支柱内を往復しますので、耐久性にすぐれています。
プーリー、Vベルトの回転部はベース内部に収納されていますので、安全に操作することができます。
交換パネルは100ml~5Lまであり、角度も自由に調整できる試験管振とう装置もあります。

特長
●空気の循環は、槽内左の壁面よりコントロールされた空気が右側側面に吸い込まれるため、槽内の 温度分布は常に安定しています。
●温度が自由に設定できます。高精度の温度調節器が組合されます。1℃の温度差の培養試験に充分対応でき、Tタイプでは室温 +5℃~+60℃(標準)、Rタイプでは+10℃~+60℃(標準)の培養温度をコントロールします。
●特殊駆動装置の採用により、静かで長時間安定した運転ができます。
●耐久性、対振性にすぐれ、特に負荷荷重が大きく大容量フラスコを数多く使用できます。
●全製品は電子制御モーターにより、ダイヤルひとつで安定した振とう数が得られます。

オプション項目
特殊装置は御希望に応じて全機種に取付け可能です。
※特殊型製品等の製作も致しますので御指示下さい。

RLS-64R/RLS-64T

Rls 64r

・仕様

MODEL RLS-64R RLS-64T
フラスコ容量 500cc×64本架
電源 AC200V 3相又はAC100V
温度 +10℃~+60℃ 室温+5℃~+60℃
振とう数 35~180rpm
振幅 70mm
ドライブモーター 電子制御モーター
冷凍機 全密閉空冷式200W -
ヒーター 1kw 1kw
許容負荷重 -
寸法 W1,050×D810×H1,750
本体重量 - -

・フラスコ本数

100 200 300 500 1000 2000 3000 5000
フラスコ数 112 84 60 64 24 18 12 8

RLS-100R/RLS-100T

Rls 100r

・仕様

MODEL RLS-100R RLS-100T
フラスコ容量 500cc×100本架
電源 AC200V 3相
温度 +10℃~+60℃ 室温+5℃~+60℃
振とう数 35~180rpm
振幅 70mm
ドライブモーター 電子制御モーター
冷凍機 全密閉空冷式300W -
ヒーター 1kw 1kw
許容負荷重
寸法 W1,520×D810×H1,770
本体重量 - -

・フラスコ本数

100 200 300 500 1000 2000 3000 5000
フラスコ数 156 110 100 100 42 36 20 16

RLS-144R/RLS-144T

Rls 144r

・仕様

MODEL RLS-144R RLS-144T
フラスコ容量 500cc×144本架
電源 AC200V 3相
温度 +10℃~+60℃ 室温+5℃~+60℃
振とう数 35~180rpm
振幅 70mm
ドライブモーター 電子制御モーター
冷凍機 全密閉空冷式400W -
ヒーター 1.2 kw 1.2 kw
許容負荷重
寸法 W1,960×D930×H1,770
本体重量 - -

・フラスコ本数

100 200 300 500 1000 2000 3000 5000
フラスコ数 256 210 144 144 64 42 36 18

RLS-216R/RLS-216T

Rls 216r

・仕様

MODEL RLS-216R RLS-216T
フラスコ容量 500cc×216本架
電源 AC200V 3相
温度 +10℃~+60℃ 室温+5℃~+60℃
振とう数 35~180rpm
振幅 70mm
ドライブモーター 電子制御モーター
冷凍機 全密閉空冷式400W -
ヒーター 1.5 kw 1.5 kw
許容負荷重
寸法 W1,960×D930×H2,170
本体重量 - -

・フラスコ本数

100 200 300 500 1000 2000 3000 5000
フラスコ数 384 315 216 216 96 63 54 30

RLS-336R/RLS-336T

Rls 336r

・仕様

MODEL RLS-336R RLS-336T
フラスコ容量 500cc×336本架
電源 AC200V 3相
温度 +10℃~+60℃ 室温+5℃~+60℃
振とう数 35~180rpm
振幅 70mm
ドライブモーター 電子制御モーター
冷凍機 全密閉空冷式750W -
ヒーター 2 kw 2 kw
許容負荷重
寸法 W2,200×D1,220×H2,300
本体重量 - -

・フラスコ本数

フラスコ数 100 200 300 500 1000 2000 3000 5000
540 436 336 336 150 120 84 45

培養機とは?
培養機は、微生物、他細胞生物の細胞や組織の一部を培養するために使用するための機械である。種類には、大きく培養機、振とう培養機(振盪培養機)、インキュベーター、ジャーファーメンターなどがあり。
詳細な分類では、次のようなものがある。低温培養機、高温培養機、恒温培養機、インキュベーターでは、CO2インキュベーター、ガスインキュベーター、ジャーファーメンターでは、ジャーファーメンターなどが存在している。
培養機内で、培養に使用する器も様々なものに対応しており、試験管、三角フラスコ、特殊容器などで培養を行うことができる。
培養温度では、一般的な細胞、微生物の培養に用いられる28度〜40度が通常であり(恒温振とう培養機)、100度前後の高温菌の培養などに用いられる。(高温振とう培養機)
培養機の中で、好気性の微生物、細胞を培養する際に内容物を振る動作をするものを、振とう培養機、振とう機、振とう培養機、シェーカーという。 機械的な動作をしないもので小型のモノでは、培養器と書かれることもある。
サンキ精機では、日本ではじめて振とう培養機を開発した、いわしやから技術・ブランドを引継ぎ、各種機器の開発を行っております。
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