温度傾斜培養
醗酵生産の重要なファクターの一つに培養温度の決定があります。
本装置は培養するフラスコに同時に複数の温度を設定することができます。
現在、同種のものとしてL字管を用いるタイプのものがありますが、本質的に振とう培養ではありません。温度を変えて実験を繰り返していたのが現状です。例えば20℃~30℃の10カ所の温度を検討するのであれば、10回の実験が必要です。このため一つの実験が10日間必要だとすれば最低でも100日間かかります。この場合無視できないことはストック時間の差異が菌体に与える影響です。
本装置は、10種類の温度を同時にかつ自由に設定でき、フラスコ2本を同時にコントロールします。フラスコには特殊ヒーターで個別直接に温度を与えます。このため振とう条件のうち回転数と振幅を同時にして複数の温度設定を可能としました。同一の菌体状況で何種類もの培養温度を設定できれば、実験が早くなるだけではなく、より正確な培養温度が決定できます。
RLS-20K,RMS-20Kは温度傾斜培養装置を取り外し、スタンダードの振とう培養機として使用できます。
※RMS-20Kには坂口フラスコ又は三角フラスコどちらか1枚のパネルが付属します。
二枚必要な場合はオプションです。
モデル名 | 説明 |
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RLS-20K | 500ccフラスコ 20本架 |
RGS-20K | 500ccフラスコ 20本架 |
RMS-20K | 500ccフラスコ 20本架 |